Op.48 ケルベロス・ドラムス (打楽器三重奏)

英題
Kerberos Drums for Three Percussionists

グレード
3+

演奏時間
4’00″~4’30″

楽譜
ブレーン株式会社 (販売譜・税込 3,024円)

CD
ブレーン・アンサンブル・コレクション Vol.25 パーカッションアンサンブル「青雷」

サンプル


解説
ケルベロスとは、ギリシア神話に登場する地獄の番犬であり、三つの頭を持つと言われています。身体は一つで頭が三つ、という部分にヒントを得て、楽器をひとかたまりに並べて、その周りを3人が囲むように演奏するスタイルで作曲しました。

ケルベロスは、三つの頭が交代で眠るとも言われており、この曲も(ごく短いG.P.を除き)休みなくリズムのかけ合いが続きますが、八分音符・十六分音符と休符を組み合わせたとてもシンプルなリズムで全編が構成されています。ロールや複雑な装飾はもちろん、三連符さえも使っていません。また初心者でも取り組みやすいよう、一般的な打楽器を用いています。

多くの楽器を並べるため、チューニングがとても大切です。Snare Drumを除く8つの太鼓は、おおむね楽譜上の並び順に音高を調整します。(特にCongaがTomより低くならないように)Snare Drumは、Bongoより低くTomより高くなるように調整してください。

アンサンブルコンテストやコンサートでもお使いいただけますが、基礎練習で使われるパターンを盛り込んであるので、初級~中級者のパート練習の教材としても最適です。(3人でのユニゾン、2つ打ちの2打目にアクセントを付ける練習、アクセント移動、短いリズムのかけ合い等)

編成
打楽器三重奏

1st – 3rd Percussion (楽器は全て共有)
( Splash Cymbal (or Small Suspended Cymbal) / Bongo / Conga /
Snare Drum / 3 Toms (2 Toms + Floor Tom) / Bass Drum )
コンガ・ボンゴと、分解したドラムセットで演奏できます。

セッティング例
kerb1

kerb2

作品について
作曲した経緯、曲の構成と実際の演奏について、
曲目解説より少し詳しく、ブログに解説しました。
→ 「ケルベロス・ドラムス」についてのあれこれ

練習法について
レッスンで実際に使用しているテキストです。
もし宜しければ、用法・容量を守って正しくお使いください。
あくまで参考程度にご覧ください。
【ケルベロス・ドラムス 練習法】